福野泰介のプログラミング講座
第七回、ジャンプを使ったプログラミング

教材、プロボット04
今回は、前回の繰り返しを使ったプログラミングを少し発展させた、ジャンプを使ったプログラミングをやってみます。

いつものようにプロボット04をダウンロードしてください。まだダウンロードしていないという方は、club.jig.jp/taisuke/ のプログラミング講座をパソコンや、携帯電話を使って見てください。

今回のロボットの命令から、前回あった”始めへ”が無くなっています。実は、この最初から実行させる命令は、今回増えた命令、”ジャンプ”と”ラベル”で代用することができるので心配いりません。”ジャンプ”は、ロボット自体が跳ぶわけではなく、次に実行する命令の場所を変更する命令です。”ラベル”は、そのジャンプ先を指定する命令になります。

実際やってみます。迷路左側中央の場所をぐるぐる回らせてみます。まず”進め”を4つ書きます。次に、”ラベル”を書きます。続いて、”進め””進め””右向け”の順に書き、最後に”ジャンプ”と書きます。実行すると、ラベルからジャンプを何度も繰り返しながら、ロボットがぐるぐると回る様子が見られます。

中止して、”行削除”を使い、先頭4つの”進め”を消して実行してみてください。今度は、左下をぐるぐると回ります。先頭に”ラベル”があると、前回の”始めへ”と同じ意味となることが分かります。また”ラベル”も消してしまうどうなるか、一度試してみましょう。

”ラベル”と”ジャンプ”を使って、今回の迷路を攻略するプログラムをいろいろと作ってみてください。また、左下を大きくぐるぐる回るプログラムや、右側中央を回るプログラムなど、自分なりの課題を決めて取り組むとおもしろいです。

今回のまとめです。プログラムは上から順に実行されますが、ジャンプによって次に実行する命令を変えることができます。次回からは、いろいろな迷路をひとつのプログラムで攻略する方法について考えてみます。どうぞ、お楽しみに。
第一回、プログラミングとは。
第二回、プログラミングはマニュアル作り。
第三回、マニュアル作りの基本、命令を順に書く。
第四回、実際のプログラミングに挑戦する。
第五回、手ごわい迷路のプログラミングに挑戦する。
第六回、繰り返しを使ったプログラミング。
第七回、ジャンプを使ったプログラミング。

福野泰介のプログラミング講座
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